6月16日、涼やかな夕風の吹く中、久しぶりにいずみホール
を訪れました。
まずは藤岡さんお得意のシベリウスで、「カレリア」組曲。
伸びやかで躍動感溢れる演奏でした。
続いて真紅のドレスの吉野直子さんが登場され、ハープ版の
アランフェス協奏曲。ハープという楽器は、民族的な情念から
天上の調べまで奏でるのだなぁと感嘆!
そしてショスタコーヴィチ第6番。
藤岡さん、関フィルで何度か聴かせてもらったショスタコーヴ
ィチだけど、私にはまだまだ新鮮な音楽。
音が鳴るや、ハッとその独特な世界に引き込まれる。2楽章、
3楽章の圧倒的なこの力は何なのか、とても言葉では現せない。
謎に満ちた、だからもっと聴いてみたいと思わせられた音楽で
した。



        2005年6月17日  高松秋桜




ショスタコの6番は聴けば聴くほど味がわかって
くる曲です。また聴いてみてくださいね!




藤岡幸夫

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