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今日、読響のコンサートに行って来ました。
西村 由紀江さんのピアノの演奏もあり、まるでイマージュのCDを聞いてるかのような心安らぐ一時でした。
さて今回のコンサートで(以前からですが)感じたことですが、コンサートに多くの知的障害者の方がお見えになってました。自閉症・ダウン症・体に障害をもたれる方・私はこのような方たちもクラシックに興味を持ってもらいそのすばらしさを生の演奏でCDでは得られない何かを得てもらいたいと思っております。
実際、音楽療法で良い結果が得られてることも医学の世界でも認められています。
しかし彼らも私達と同様に音楽に感動し、それが演奏中であっても声をあげたりして喜びを表現しております。すばらしいことだと思います。良い演奏は人々を感動させます。
では、ここで考えてもみてください。すばらしい演奏はすべてのひとに聞いてもらいたいと思いませんか?しかし未就学前の子供さんはご遠慮下さいとなってます。もちろん乳児・幼児すべてのこどもが静かに聞くことが可能かはわかりませんが、幼稚園(たとえば)の年中さんや年長さんも会場で演奏を楽しむことは出来ないでしょうか?
幼児期のこの時ほど全ての良い影響を得る大切な時だと医学的にも認められています。だからこそ本物の芸術に触れてもらい鋭敏な音感を養う必要があると思います。
コンサート中、子どもが静かに聞けるかどうかは親の責任の元、監督されれば未就学児でも大丈夫ではないでしょうか?
関フィルも2003年の水口のコンサートは未就学児OKでしたが、長浜そして翌年の水口はだめでした。どちらのコンサートも子どもが騒いだという記憶がありません。
コンサートを主催する側の方針なのか楽団の意向なのかはわかりませんが、すべての人がクラシックという芸術にふれてもらう機会をさしのべて差し上げるのはいかがでしょうか?
それは結局の所関フィルと藤岡さんが一生懸命クラシックの底辺拡大のために努力されている事に寄与するものとはならないでしょうか?
何だかんだ屁理屈言いましたか、要は私の未就学の娘とコンサートに行きたいと言う願いです。親馬鹿ですね。あっ そういえば親子コンサートなどもありましたね。
でも、交響曲等オーケストラのフル演奏を子どもとたのしみたいです。
2005年4月3日 ツトム
まず障害者の方に楽しんで頂くコンサートは毎年
いずみホールでやっています。とて も良い雰囲気で、
毎年今まで3年間やっているんですけれどもとても
楽しみにしていま す。
それから未就学のお子さんが入れるかどうかという
ことですが、これは難しい問 題ですね。
僕はオーケストラの音を小さい子供達に楽しんで
もらいたいと思っていま すが、それはやはり子供向き
のコンサートとしてやっていきたいと思っています。
今、計画中です。基本的にはオーケストラのコンサー
トというのは、もしあなたのお 子さんが静かに聴ける
としても他のお子さんがどうなるかは解りません。
クラシック 音楽というのはやはり、みんな静かにして
聴くという音楽ですから、その為にお金を 払って来て
下さっているお客さんは沢山います。
たしかに静かにしているお子さん達 もいるでしょうけ
れども、公けにそれを認めてしまったら、もしうるさい
お子さんが 出て来てしまった時の、他のお客様の迷惑
を考えたらなかなか難しいです。
ちなみに ヨーロッパの普通のコンサートでは小さい
子供は見かけません。
これはどうしてかと 言うと、クラシックのオーケスト
ラのコンサートというのは大人が楽しみに行くものと
いう暗黙のルール、当たり前のルールみたいなものが
あるからです。
一番良いのは お子さん向けのコンサートをこれから
もっと我々が関西フィルとやっていければ良いと思い
ます。
もしかしたら気分を悪くされたかも知れないですけれ
ども、ごめんなさい。
藤岡幸夫
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