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藤岡 幸夫 先生
今年も早いもので、もう芸術、食欲の秋等も本番の季節となりました。
藤岡先生のホームページを拝見致しましたが、関西フィルのコンサート
と海外のコンサートで、ご多忙だな事だと思います。
今年藤岡先生の関東でのコンサートが少なくとても残念ですが、関西の
方達のメールで、その様子を読む事ができますので、嬉しいです!
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さて、話は変わりますが、 私は今年の9月14日から15日にかけまして、
女性の友人と2人で、信州の5つの美術館めぐりのツアーに参加致しました。
まず最初に「岩崎ちひろ」さんの安曇野にある美術館を見学致しました。
岩崎さんの温かみのある、優しい印象の作品の数々に、心が和みました。
絵画以外でも、岩崎さんのコレクション、そして絵本を閲覧できる様なルーム
もあり、様様な魅力の素敵な空間でした。
この美術館の庭に、秋の到来を告げる萩とコスモスのお花が今が見事に満開に
咲いていましたので、旅の思い出に花が添えられました。
次に長野県の善光寺と信濃美術館の東山魁夷館が、1日目の観光のハイライト
でした。
以前この東山画伯の美術館を訪れた事があります。今回は再訪致しましたが、
とても素晴らしく感激致しました。
入り口に東山画伯の「道」という、作品が展示されておりました。
私は自分の人生の「道」の様に、解釈致しました。
これからの私の人生も明るく希望に満ち溢れる部分もあると思います。
しかし困難な壁に突き当たり、挫折する事もあるかもしれません。前途多難の道
でもあると思います。
でも、その時に最善の方法で、後悔しない様に自分の意志の力で、人生を謳歌し
たいと思います。
東山画伯の「道」という作品は、以前から大好きな作品ですので、感慨無量の
心境でした。
そして、2日目の最初の観光は、池田満寿夫さんの小さな美術館でした。
池田さんは、画家でもあり、陶芸家、彫刻家、そして芥川賞を受賞した作家で
もある、多彩な能力を持つ方です。
マルチタレント的な部分もありますが、それが池田さんの持つ、最大の魅力でも
あると思います。
広いアングルで、美術館の展示の作品も数々も個性豊かで、感激致しました。
そして、2番目の観光は、諏訪にある『北沢美術館』でしたが、アールヌー
ボーのとても素敵な作品の展示で、心が魅了されました。
エミール.ガレの特別展が開催されておりましたが、オリジナリティーに富
んだ、綺麗な作品に出会う機会に恵まれて、幸せでした。
私は、池坊で生け花を習った事がありますので、ガレの作品の中でも、
花器が特に、印象的でした。
花材の持つ特性と魅力を最大限に生かす、花器の選び方に、興味が
ありました。
素敵な夢空間を満喫致しました。
そして最後に原田画伯の美術館を訪れました。
原田画伯は、朝日新聞の日曜日の表紙の絵を
2年半に渡り、担当なさったそうです。
ほのぼのとして、素朴で、温かみのある個性的な
作品に心の疲れが癒される様でした。
この旅で私は東山画伯のあまりにも、美しい作品がやはり、一番の心象風景
となり、心から感銘を受けました。
芸術の秋もたけなわとなりましたが、食欲の秋も存分に楽しむ事ができ、幸
せ気分に浸っております。
藤岡先生の今後のご活躍を、心からお祈り申し上げます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
2004年9月27日 悦子
いつも本当にありがとうございます。
僕もガレって実際観たことないんで、観に行きた
かったなぁと思ってたんですよ。
本当にいろんな所に行けていいですね。
またコン サートでお会いしましょう。
藤岡幸夫
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