いずみホールシリーズ第1回成功おめでとうございます。
この感動を言葉にするのは難しいですが最後のシベリウスから、
正直シベリウスの3番以降の交響曲はあまり親しみがなくて、
あのおでこの広い将棋型のいかつい顔のシベリウスが書く、
特に5番はだらだら前奏が続いて・・・突然終わるという
感じだったのですが、
なんといったらよいのか・・飲んだり食ったり、大声で笑って
はしゃいだり、美しいフィンランドの景色に思わず見とれたり、
凛と冷えた空気の中を感動する・・そういった人間の姿が
曲のあちこちから浮かんでまいりました。
彼も吉松さんと同じお茶目な人間シベリウスだったのだと。
次々に湧いてくるイメージといままで何を聞いてたのか
と思うくらい聞いたことのない各パートの美しさ!
ああ、また泣けてきた。
ショスタコーヴィッチも同様とんでもない名演奏!
この曲でも叫び・不安になり、絶望し、嘆き、一瞬希望を
持った瞬間にまた闇に包まれていく彼の音楽をあまりに
剥き身で感じてしまい涙がなかなかとまりませんでした。
今日のオーケストラは好演なんてものじゃない。プロの表現意欲の
凄みさえ感じる演奏でした。
深く深く感謝いたします。
2004年6月10日 naganawa
メールどうもありがとう。
この時は僕の誕生日の直後というのもあって、
特別な思いの演奏会でした。
関西フィルを楽しんでもらって本当に嬉しい
ですよ。また是非お会 いしましょうね。
コンサートで待ってます。
藤岡幸夫