「文化パルク城陽 クリスマスファンタジア」
市制施行30周年記念事業 クリスマスファンタジア
2002年12月10日 文化パルク城陽 プラムホール
指揮/藤岡幸夫
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
司会/西濱秀樹
モーツァルト アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク 第1楽章
ヴィヴァルディ 協奏曲集「四季」より
「春」第1楽章 「夏」第3楽章 「冬」第1楽章
赤鼻のトナカイ〜ホワイトクリスマス
※チャレンジ・ザ・コンダクター
日本の歌メロディ(おぼろ月夜〜春が来た〜どじょっこふなっこ〜春が来た〜早春賦)
ミッション・インポッシブル
風と共に去りぬ
スターダスト
オペラ座の怪人
美女と野獣
「タイタニック」メドレー
「ファンタジア」メドレー(トッカータとフーガ〜くるみ割り人形〜時の踊り〜禿山
の一夜)
ホワイトクリスマス
城陽市はJR京都駅より南に約15キロ、パープルサンガの練習場でも知られる町です(隣町にかつてあったガンバの練習場は引っ越ししました)。まず開演前にこそこそと
楽屋に押しかけて、楽団様用差し入れを渡して、藤岡さんとしばしおしゃべり。関西
地区の日経12月7日夕刊を見せます。藤岡さんの大活躍が書かれているのですが、中
にある2字の熟語が妙に目立ち「ちょっと苦笑」。西濱さんが文面をなぞるのですが
、その熟語の場所に来たときの手つきは何だったのでしょうか? (^_^;) 藤岡さんは
例によって丸首の黒のシャツでした。
ホール入り口にはサンタクロース姿の係員が。終演後には西濱さんまで…。プログ
ラムによると次回の関西フィルニューイヤーコンサートでは着物のスタッフ募集、と
あります。またCDは売られていませんが、ポインセチアは売られていました。西濱さ
んが公演中に次回の関フィルの演奏会共々花の方もセールス。場内はいつになく子供
の数が多かったです。
今回は弦楽にハープ、ピアノ、チェレスタ、ティンパニ、ドラムス…他打楽器多数
の編成でした。西濱さんの司会…もしかして城陽のホールの中では初めてかも…はい
つもより丁重な感じでしたが、徐々に会場からの笑いが増加。「四季」はコンマスの
ゴギさんが指揮とヴァイオリンを受け持ち、コントラバスのところに藤岡さんが下が
って座って待機でした。ここで指揮の歴史についてあやふやに怪しげな話が出て、昔
は大きな杖で床を叩いて指揮をしていたけれど、誤って足を叩いた時の怪我が元で死
んだ人(作曲家のリュリ)の話が出ました。
指揮者に挑戦「チャレンジ・ザ・コンダクター」は「アイネ・クライネ・ナハト・
ムジーク」より。おとなとこども一人ずつということで、こどもは小学校4年の男の
子Aさん。藤岡さんの稽古をうけ、指揮中も藤岡さんが助けに出ていましたが、終わ
った感想は「難しかった」。藤岡さんは「妙に力が抜けていて羨ましい」との講評で
した。おとなは大声で勢いよく手を挙げた女性Mさん。「5月(の前回演奏会)から狙っ
ていました」ということでしたが、迷いが入ってスタートからずっこけたりしていま
した。西濱さんが「楷書体のモーツァルト」と突っ込み、Mさんは「思っていたより(
この曲の求めるテンポは)速かった」との感想。何回か見ていますが、指揮者に挑戦
するときにはずるい大人がすると結果が悪いようです。「チャレンジ・ザ・コンダク
ター」をすると指揮者の役割がよくわかるでしょう、と藤岡さんの弁。
休憩後は映画音楽の比率が上がります。藤岡さん曰く古い映画は綺麗な曲で好きだ
そうです。「スターダスト」は失恋の思い出の曲だとか。また「オペラ座の怪人」の
作曲者、アンドリュー・ロイド=ウェッバーに会ったことがあるそうで「地味な人だ
った」という感想に場内から笑いが。また、イギリスのクリスマスについてもトーク
があり、家族主体の習慣で恋人もこの日は家族と過ごすのだそうです。
アンコールの前に、例によってマイク無しで藤岡さんが挨拶なのはいつも通りでした。
次回の城陽はご存じのとおり2003年1月19日です。行ける方はカレンダーに赤丸を。
2002年12月11日 Fu(ふ)
こんにちは。
いつも詳細なレポートありがとうございます。
新聞の二文字「中年」にはショック!
俺のどこが「中年」やネン!って感じ。
(こういうことを言うこと自体オヤジか?)
藤岡幸夫