ふじおか さちお さま

 先日のコンサート久しぶりにとても楽しませていただきました。ふじおかさんにも久しぶりにお会いできて娘もすっごく喜んでいました。平日だったので学校から帰ってぎりぎり間に合いました。
いつものとおりパワフルでしたね。(”ふじおかさんっていつも熱いよね”ってふじおかさんのお友達の某指揮者が言っておられたことをつい思い出してしまいました。
 はじめの須川さんのSax.とても素敵でした。Sax.にあんな音があるとは・・・なんだかとても感激してしまいました。甘くて、切なくて、とけてしまいそうでした。早速(平日は見ることができないのですが、)NHKの”さくら”を見ました。娘いわく”やっぱり昨日の須川さんがよかったあ〜”と一言!しかし、あのメロディと優しい音が忘れられないそうです。

 それからジュニア吹奏楽の演奏、初々しくてよかったです。実は私も学生時代フルートを吹いていたのでとても懐かしかったですね。演奏を聴いた次の日、ちょっとだけ楽器を出してみました。

 最後の”新世界”は娘が昨年学校の音楽会で四楽章を演奏したので楽しみにしていきました。娘は3月のふじおかさんのコンサート、それからこの夏ドイツからきた13歳の”マーク・シューマン君”のチェロの演奏を聴いて弦楽器にとても興味を示していて、食い入るように見て、聴いていました。家に帰ってからもなかなかその興奮で寝付けなかったようでした。
私が初めてプロのコンサートを聴いたのは、九州の田舎にコンサートホールができた高校生の時でした。確かN響で、曲はヴァイオリン・コンチェルトでした。女性のソリストで、演奏の途中でヴァイオリンの弦が”ブチッ”と音を立てて切れたことが印象深かったです。いかめしい顔の指揮者が颯爽と出てきて、息を殺して演奏を聴く・・・クラシックのコンサートってそんなものだと思ってきました。しかし、娘は違います。楽しい司会者がいて、尊敬する指揮者の演奏、楽しいおしゃべりと分かりやすい解説で、笑いがあって、自分も納得しながら演奏を聴く・・・それが彼女にとってのコンサートです。始まりは”第九”でしたが、いろんな音楽、そしていろんな人とのつながりを広げてくれています。ふじおかさんとの出会いこそ”MEET THE CLASSIC”だったんだなあ〜と思います。もう聴いていますよ”第九”

 またしばらく海外ですね。どこでも、いつでもパワフルなコンサートでがんばってきてください。ご活躍お祈りしています。


          2002年9月28日     母より





お返事遅れてごめんなさい。
いよいよ第九ですねー。
今年はまた違った意味で気合が入ってます。
がんばりましょう!
娘さんによろしく。
須川さんとは来年の1月、いずみホールでまた共演します。








藤岡幸夫

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