拝啓
 日曜日の朝、NHK−FMからベルディのアイーダ大行進曲が流れてきて、1週間 前の河内長野ラブリーホールでの演奏会を思いおこしました。
 藤岡さんと関西フィルハーモニーの演奏はいつも素晴らしいものばかりですが、2 4日は、普通の演奏会では何十回通ったとしても出会うことができるかどうか分から ないというような すざまじいコンサートだったと私には思えます。まるで、雷に打 たれたようでした。
 「威風堂々」「大序曲1812年」「星条旗よ永遠なれ」は、どれも 何回も聴いている曲ですが、この日の演奏を聴いた後、なぜかどの曲も思い出せなく なったのです。
 曲の部分部分のメロディーが細切れに突然頭の中に出てきたり、「1812年」で のかがみこんでバイオリンの人に激しくゲキをとばす藤岡さんの指揮姿が断片的に出 てくるのですが、どうしてもメロディーとしてつながらないという不思議な体験をし ました。
 コンサートの2日後にようやくスーザの曲が、3日後にエルガーの曲が少しずつ頭 の中を流れるようになりましたが、チャイコフスキーはいまだに、、、。
 
 1曲目の「威風堂々」の時からなにか圧迫されるような息苦しさを感じておりまし たが、藤岡さんの「気」のようなものにすでに圧倒されていたように思えます。
 「モルダウ」では、各楽器からそれぞれいろんな色がでているように見えました。
 17日の大和郡山城ホールでは、弦楽の透明な美しさに心が洗われる思いでしたが 、今回もコンサートマスターのバブアゼさんとチェロ奏者のギアさんのソロがとても 美しく、ステージの上から客席に音がつぎつぎとこぼれ落ちてくるように感じました。
 藤岡さん、関西フィル、ブルーウインズの三味一体の「星条旗よ永遠なれ」には、 もうただただ音楽の素晴らしさでまいった!!!
 今回ほどフルオーケストラの圧倒的な力にノックアウトされたことはなかったです 。一生忘れられない演奏会になると思います。
 終演後の精も根も尽き果てた藤岡さんの姿を見て、あらためてこの日の演奏のすざ まじさを感じました。(とんでもなくお疲れモードでしたのに、いろいろと申し訳あ りませんでした。)
 
 これからも、私達に、引き続き感動を与えてください。


                           002年4月1日 奥村 鋭行




いつもありがとうございます。
今回のプログラム(組んだのは西浜君です。僕じゃありません)
は、「気」が勝負の曲でしたから・・・・。
喜んでもらえて良かったです。
またコンサートでお会いしましょう!








藤岡幸夫

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