関西フィル150回記念定期演奏会を聞いて

 3/3いずみホールでの藤岡さんと関西フィルの演奏が大変良かったので、3/16ザ・シンフォニー・ホールの演奏会に夫婦で参加させていただきました。

  <第一部 シューベルト作曲・交響曲第2番、指揮:藤岡幸夫>
 この曲は、今まで聞いたことがありません。「未完成」交響曲や「ザ・グレート」など後半の作品はよく聞きますが。
 まあ、ブラームスやマーラーを除いて、モーツァルト、ベートーベン、ドボルザークなどの大作曲家でも「第一番」「第二番」の交響曲は後期の作品に比らべると演奏される機会は少ないと思います。
 演奏前、不安と期待が入り混じった「未知との遭遇」の思いで座席に座りました。  第一楽章、颯爽と森林を駆け抜ける特急列車の客席にいるような気分になりました。「ロンドン発、北部郊外行き」といったところでしょうか。私自身はイギリスの鉄道には乗ったことがありません。ザルツブルグ発、ヴィーン行きの田園を走る特急には乗ったことがありますが。
 私のいた席はパイプオルガン前の学生席で藤岡さんの顔が良く見えました。
 コントラバスは4台でしたが、よく低音が出ていて曲をか細い感じにしていません。
 第二楽章以降を聞いて、この曲はモーツァルトの影響を受けているんじゃないかな、でもシューベルトはベートーベンも経験しているから、曲の所々にモーツァルト時代にはないロマン派の厚みのある部分があると感じました。
 第一部終了後、ホールの喫茶店で或るご女性と懇談になりました。彼女は当日のバイオリン奏者の知り合いだそうです。その方と意気投合しました。「良かったですね。さわやかで快演って感じ。特に藤岡さんと2人のコンサートマスターの掛け合いが素敵でしたね。3人ともとっても楽しそうで、それが顔に出ていましたね。ノッてる!こっちもすごく楽しい気分になれましたよ」と、おっしゃってました。私も同感です。
 私は視力が悪いので良く見えませんでしたが、妻は「藤岡さん第4楽章で2回腰を振ってましたよ。指揮者って、振るのはタクトだけじゃないてこと?」と愉快そうに言ってました。
 CDだったら、ラックの片隅に積んどくの曲だったかもしれません。
 藤岡さん、この曲の感動を与えてくださってありがとうございました。
 これで後援会に入ろうと思いました。またいい演奏を聞かせてください。




            2002年3月24日 三木 務




こんにちは。2番いい曲でしょー? 
1・3・4番も全部いいですよ。
僕はシューベルトの交響曲大好きでイギリスではしょっちゅう
取り上げてたんです。また振りますからお楽しみに!








藤岡幸夫

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