連日のコンサート、お疲れ様でした。

3日は、藤岡さんの「よしっ!」という気合の声で始まった
「舞踏会の美女」。いつもこの曲は、藤岡さんの楽しそうで、
踊るような指揮ぶりに、こっちも一緒にリズムをとってしまいたく
なる私です。

前半の曲目では、須川さんのサクソフォーンが入り、どの曲も
シブくて、大人の雰囲気を醸し出してるなぁー、と感じました。

サン=サーンスの交響曲第3番は、私のお気に入りの曲のひとつと
なりました。初め予告のチラシを見たとき、この曲は知らない曲だっ
たので、CDを買って予習して行ったのですが、当日のパイプオルガン
の響きに圧倒され、やっぱり生で聴くのはスゴイ!!と改めて感じま
した。
体にビリビリとオルガンの振動が伝わってきて、圧倒されっぱなし
でした。
(それにクライマックスの時の藤岡さんの指揮姿もとっても
 カッコよかったし!)

後半のフーガもとても美しいし、歯切れのよい旋律も大好きで、
今回この曲にめぐり合え、本当に良かったなと思っています。
(もしクラシックにハマらなかったら、
 サン=サーンス イコール 「白鳥」の曲、だけしか知らずに
 一生終わってたかも・・・?)

翌日のコンサートは、私にとって忘れられない日となりました。
ついに念願の指揮者体験をさせて頂き、すっごく嬉しかったです。

コンサート始まる前、当日のプログラムを見ていたら、
「指揮者体験コーナー」と書いてあったので、
「今日の今日の今日こそは・・・」と思いましたが、やっぱり
勇気が出なくて、今回も手を挙げ損なっちゃうんだろうなー、と
その時点でほとんど諦めてました。

今回、一緒に行った友達が(関西フィルのコンサートは初めてなのに)
「私、やろうかな・・・」と言っていたのは、意外で驚きました。
その時「私はいつもめっちゃ緊張して無理やし、ぜひ挑戦して
みれば?」と薦めておきながら、西濱さんが「指揮やってみたい方・・」
と言った時、友達も挙げて、すごく迷ったけど、私も
思い切って挙げました。
「そこは友達同士みたいだから、ジャンケンして決めて」と
おっしゃったので、友達とほんと真剣勝負でジャンケンしました。

結局、私が勝ったので舞台に上がることができました。
せっかく遠いところから来てくれた友達には、本当に申し訳なかった
と思います。(でも今までずっーと指揮者やってみたくて、
しょうがなかったの。ごめんね・・・)

3人舞台に上がって、「誰から一番にやってもらおうかな?」と
西濱さんが言って、私は恥ずかしいので、早く終わりたいから
一番先にしてほしかったのですが、「一番先に手を挙げた女性のかた、
そして男性をはさんで、あなた最後ね」と言われ、ヒエッー(゚o゚)
て思ってしまいました。

先に指揮をされたお二人は、落ち着いて、上手に指揮されていたので、
待っている間、どんどんプレッシャーがのしかかってきました。

とうとう自分の番がきて、指揮台に上がった時、心臓バクバク、手足は
震えてくるわ、おまけに4拍子で指揮しようと思ってたのに、
「2拍子で」と言われ、頭の中は真っ白に・・・。

思い切って指揮棒振ったけど、私のめちゃくちゃな指揮に演奏は
止まってしまいました。
もう1回やってみたけど、やはり合わず・・・。
(一見単純に見える2拍子がこんなに難しいなんて・・・)
リズム感ない自分が情けなかった。

どーしよー???と冷や汗タラタラ、焦りまくっていた私に
藤岡さんが、直接指導して頂いて本当にあの時は光栄でした。
(よく、子どもが指揮できない時はあのようなやり方で
 教えてらっしゃいましたが、私のようにいい年した大人が、
 2拍子をとることができないなんて、きっとあきれておられた
 でしょうね・・・。お恥ずかしい限りです。)

ほんとブザマでみっともない、私の指揮姿に会場のお客さんから
ヒンシュクかったかもしれませんが、なんとか最後まで振ることが
でき、感無量です。

一年前からの願いがとうとう叶って、感激で胸がいっぱいでした。
(座席に戻った時も、「これ夢じゃないよね?」と自分の手を
 つねったほどです。)
指揮棒は、一生の宝物にしますネ。
藤岡さん、西濱さん、関西フィルの皆さん、本当に素敵な体験を
させていただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

またダラダラと長い文章になって、すみません。
(もっと簡潔に書ければよかったんですが・・・)

それでは、今度は16日のコンサート楽しみにしております。
飯守さんとのプレトークも楽しみ!




               2002年3月5日 まき






いつも本当にありがとう。
やっと願いがかなって良かったですね。(かなり緊張して
たみたいだけど)。これでまた演奏会で新しい感じ方が
できるでしょう。
またコンサート会いましょう。







藤岡幸夫

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