藤岡さんこんにちは。
マンチェスターに戻られてお元気になられたようで良かったですね。
京都は祇園祭の宵宵宮を迎えているのか、浴衣を着た女性たちが連れ立って
降りて行きました。
日暮れていく街の上に入道雲が出ています。
びわ湖ホールを出て帰りの電車の中で書いています。
今日は「フォーレのレクイエム」がことの他印象に残りました。
それは「レクイエム」も「合唱」も、初めて聴いたからということもあるか
もしれません。
曲は厳かに始まり、独唱者のキリッと張りのある声が伸び・合唱団はつつま
しやかで暖かく・オーケストラはそれを受けて揺るぎ無い。
1つ1つがそれぞれの楽器となってコンダクターのタクトの元に集い流れる
ように続いて葬送の雰囲気を味わう事ができました。
藤岡さんはご自分にもらった花束を舞台を回って行き、合唱団の方に手渡し
何度も何度も頷きながら拍手と賛辞を込めました。
今更こんなことを言っている人間は多分一人でしょうが、これは何語だった
のですか?
ホールのホワイエからわずかに波立つ湖と遊覧船と白い帆のヨットが見えま
した。
なんとなく浮御堂のそばで音楽を聴いているような「水」を感じる
夏にぴったりのコンサートでした。
みなさん暑い中本当におつかれさまでした、そしてありがとうございました。
2001年7月17日 秋津
こんにちは。
京都の祇園祭り本当に行きたかったです。
残念ながら日フィルと仕事があったので、即東京に戻ってきました。
アァ残念。
またコンサートでお会いしましょう。
藤岡幸夫