|
こんにちは。25・26日の日フィルの演奏会がとても素晴らし
かったので、いてもたってもいられず、初めてなのですが、こちら
にメールさせて頂きました。
久々のサントリーホール〈ここで聴くのは1年ぶりぐらい〉、
久々の日フィル&久々の藤岡さん(去年の夏休みコンサート以来!)
と久々尽しのコンサートでしかも、曲目が吉松作品ということで
〈去年のタワーレコードでのお二人のトークショーでハマりました〉、
とても楽しみにしていましたが、期待に違わず、本当に素晴らしかっ
たです。
25日は1階席前の方の右端で、26日は前の方の真ん中で聴かせ
て頂きましたが、1日目はどれも初めての曲にただ圧倒されて「凄い」
と思うばかりでした。
2日目は真ん中で、しかも一人だったせいもあるのか、そして前日
の演奏による予習のお陰か、それぞれの曲が持つ力、演奏者〈オケ〉
の力、そして藤岡さんの指揮者としての力、それらを真っ向から見せ
つけられた様に思いました。
本当に迫力のあるコンサートでした。
「生で聴いていて、胸が震えて何か叫び出したい衝動に駆られる
曲」に久々に出会うことが出来ました。
で、このコンサートで私、ようやく気付きました、「藤岡さんの
指揮っぷりがタイプなんだ」(笑)。
第3番の第4楽章の藤岡さんは、何か指揮者というより、ライブで
音楽にどっぷり身を任せて歌い狂っているロック歌手みたく見えたの
は、もしかして去年の吉松氏とのトークライブの内容が頭にあったか
らか、自分、とか思ったのですが、先ほどこのHPの『吉松隆評』を読
んでちょっと納得しました。
・・・・・・あれは「キレて壊れちゃってた状態」だったんですね?
もしかして。
でも、それが全然キマッてて、ああでなければ、この曲はこんな風に
は聞こえないんだろうなあと納得させる迫力がありました。
ちなみに25日に同行した友人は、日フィルも藤岡さんも、そして
吉松作品も初めてだったのですが、感想が「藤岡さんはあのままどこ
かへ飛んでっちゃうんじゃないかと思った」というものでした(笑)。
チャンスがあれば、日フィルじゃないオケの、藤岡さんじゃない
指揮の第3番を生で聴いてみたいとも思いました。
エルガーの「弦楽セレナーデ」も初めてでしたが、とても優しい曲
でした。「威風堂々」しか知らない私としては「ちょっと驚き、聴け
てラッキー♪」でした(笑)。「次回CDショップで探す1枚」に入れ
ます〈笑〉。
ピアニスト、Lars Vogt氏の2日目のアンコールも意表をつかれま
したが、とても面白かったです。
長々と書いてしまいましたが〈しかも曲についてはあまり触れてい
ない〈汗〉〉、2日間のコンサート、お疲れ様でした。
そして、素晴らしいコンサート、有難うございました。。
平成12年5月27日
夏広 海子 拝
はじめまして。
2日も来てくださってありがとうございます。
本当は「キレテて壊れて」指揮するのはめちゃ
くちゃ恥ずかしいのですが、4楽章はそれをや
らないと意味がないので頑張りました。
でもそれがもしキマッテみえたのなら、まだ
「壊れ」足りなかったのかなぁ。
またお手紙くださいね。
PS
お名前に「夏」と「海」が入るなんて最高ですね。
夏とウィンドサーフィンが恋しくなりました。
藤岡幸夫
|