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藤岡先生 お元気ですか。新緑の季節になってきましたね。
マンチェスターは日本よりも少し肌寒い、といったところ
でしょうか。
４月１３日の大フィルと梯さんとのコンサートに行かせて
いただきました。私は、その時に吉松さんの曲を初めて聴
きました。
「詩」を聞いているような、本当にキレイな曲でした。
「鳥は静かに・・・」というタイトルもぴったりで、すご
く好きになりました。他の作品も聴いてみたいな、という
気持ちになりました。
ショパンのコンチェルトは、梯さんのショパンに対する思
いが溢れてくるようで、素敵な演奏でした。
ルトワフスキは、すごい迫力で聴いている方が圧倒されて
しまいました。
とっても素敵な演奏会をありがとうございました。
ところで、藤岡先生は小さい頃からピアノをされていたそ
うですね。今でも仕事の合間に弾かれることはあるのです
か。ピアノ曲で特に好きな曲とかありますか？
私は、ショパンの幻想ポロネーズとシューマンの幻想曲が
１，２位を争うくらいに好きです（といってもまたころこ
ろ変わるかもしれませんが）。「幻想」と付くものに弱い
のでしょうか。
またまた話は変わるのですが、私は５月１６日からウィー
ンに行く予定です。友達が音楽留学をしているのですが、
ウィーンフィルやポリーニなどのコンサートチケットも
たくさん取ってくれているようで、とっても楽しみにして
います。
また帰ってきたら、いろんな報告を聞いてくださいね。
藤岡先生も過密なスケジュールで多忙を極められておられ
るようですが、健康には気を付けてくださいね。
平成12年5月6日
Naoko
Naoko様
レターありがとう。今度は吉松さんのピアノコンチェルト
をためしてください。
「MEMO FLOLA」というぼくの指揮したCDがあります。
Syの3番も正反対の情熱的な曲でいいですよ。
ピアノはいまでも勉強するときに弾いています。
ただManchesterのアパートは防音がよくないので電子
ピアノです。はやく一軒家に移りたいとおもってます。
東京に帰ったときは、自分の部屋にグランドピアノが
あるのでHappyです。よく聴くピアノ曲はShostakovich
の２４の前奏曲かな。またコンサートにきてくださいね。
藤岡幸夫
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