2008年5月分
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2008/05/30 東京に向かう新幹線の中です。 今日はシンフォニーホールで東海大仰星高校の毎年恒例のコンサート。 吹奏楽部との共演ではオケ中で演奏するみんなの笑顔が最高ですごく楽しかった。 僕はスケジュールが合う限り 関西フィル の学校公演は指揮するようにしてる。 出来る限り多くの若い人たちにクラシックの素晴らしさや 関西フィル の魅力を伝えたいからだ。 指揮者体験コーナーで2階席から大きな声で手を上げてステージまで出てきたスポーツがりのラグビー部の青年の言葉 「好きな言葉は 『1%の才能と99%の努力』 です!」 いいねぇ。 今日の生徒さんの中で少しでも多くの人たちとコンサートで再会できたらいいね。 昨日の夜は 関西フィル の定期公演を聴きに行った。 ヴァイオリン独奏の大家 ウート・ウーギ の音色に驚愕。 名器 グァルネリ がホール全体を包み込むように美しく鳴り響く。 後半の ドヴォルザーク の 交響曲8番 も指揮者の 服部 譲二 君の個性豊かな要求に 関西フィル がよくこたえてていい音がしてた。 時間のあるときは出来るだけ 関西フィル の演奏を客席で聴くようにしてる。 演奏だけでなくどんなお客さんが来てくれてるのか興味があるからだ。 関西フィル のお客さんは明るくて温かい。嬉しいね。 それではみなさんまたコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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2008/05/27 皆さんこんにちは。土曜日の高松のコンサートは楽しかった。 ソリストの須川さんも本当に素晴らしい。 「アヴェ・マリア」 では思わず涙が出そうだった。 後半の 「新世界」 では関西フィルのいつもながらの集中力ある演奏で、 関西フィル&藤岡ならではの魅力を感じてもらえたと思う。 演奏会後もたくさんの学生さんやクラシックファンのかた達と会えてすごく嬉しかった! 公演後のサイン会の様子が Event Report でご覧いただけます。
高松では是非ともこのシリーズを続けて行きたいと思う。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! PS1 「新世界」 は今までになんども振ってきたけど、本当にすごい傑作だしすごく難しい。今年もまだ指揮するのでそのうち 「新世界」 の話しをします。 PS2 ライオンズ 対 タイガース、複雑な心境だった。かつては熱烈なライオンズファンだったし、今はタイガースに虜にされてる。どちらが負けても悲しい ・・・・・。こんなこと言うなんて両方のファンから怒られるね。 藤岡 幸夫 |
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2008/05/22 皆さんこんにちは! 大阪に帰ってきてます。 今は大津に向かう電車の中。 毎年恒例の9月の滋賀シリーズに先駆けて、プロモーションを兼ねた取材をしてから 夜は長浜で関西フィルメンバーの室内楽コンサートの司会をしてきます。 毎年この時期に琵琶湖を見るともうこの時期かと1年があっというまに過ぎた気がする。
さて今週末24日(土)はいよいよ 高松で関西フィルと第1回めの 「Meet the Classic」 コンサート。 前半はサックスの 須川 展也 さんを迎えてセクシーで情熱的なサックスの音色とオーケストラサウンドを堪能してもらいます。 後半は ドヴォルザーク の 「新世界」 。 関西フィル&藤岡ならではの新鮮で生命力ある演奏を目指します。 司会のお馴染みの西濱君と楽しいおトークを入れながらオーケストラの世界を存分に楽しんでもらいます。 港に面して建てられた ”サンポートホール高松" はまだ新しい、美しくて素晴らしい音響のコンサートホール。 讃岐うどんもめっちゃ美味しい! 四国以外のかた達も観光がてら是非とも楽しんでもらえたらと 思ってます。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! PS1 先月に指導しに行った高松の各学校の吹奏楽部のみんなにまた会えるの楽しみ! 遠慮なく楽屋口に来てください! PS2 大津駅で降りたとたん大好きな夏の香りがした。 今日の琵琶湖は美しい。 藤岡 幸夫 |
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2008/05/19 「Sachioの独り言」
昨日は年末に他界したおふくろの母校の聖母女子短期大学 (現 聖母学園)の卒業生のかた達が集まって聖母病院の大聖堂でおふくろの追悼ミサをしてくださった。 おふくろが急に癌で亡くなってからこの半年間、いろいろなことを考えるようになったし、今まで使ってなかった脳ミソの部分を使うようになった気がする。 自分の残りの人生、悔いのないように精一杯精進するつもりだ。 藤岡 幸夫 |
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2008/05/15 「ラトル と 春の祭典」 の話
昨日は以前から観ようと思ってた、全く素人の子供達が サイモン・ラトル の指揮する ベルリンフィル の ストラヴィンスキー 「春の祭典」 で踊るというドキュメンタリー映画 「ベルリン・フィルと子供たち」 を観た。 全く予想と違った内容で見応えがあって面白かった。 「春の祭典」 は僕にとって思い出の曲で、僕がイギリスの音大でオーケストラの定期演奏会で指揮して、この演奏会がうまく行ったおかげで BBCフィル でデビューできた。 この演奏会の1ヶ月前くらいに、ちょうど ラトル が当時音楽監督だったバーミンガムのオーケストラと 「春の祭典」 をやってて、リハーサルを見学しに行った。 リハーサル後に挨拶に行くと、彼は僕が音大で指揮すると知って、舞台袖で20分以上もオリジナルの振り付けのダンスを踊ってくれた。大地に口づけするところでは、彼は本当にひざまづいて床にキスしてくれた。彼が踊ってる姿は今でも目に焼き付いてる。 ラトルの人柄に感動したし、このダンスのおかげで曲のイメージが更にはっきり分かってすごく勉強になった。 「春の祭典」 と言えば必ず ラトル を思い出す。 「春の祭典」 は数年前にオーストラリアで振って以来しばらく指揮してないので久しぶりにやりたくなった。 専門的な話になるが、この曲では 5拍子を"3対2"で振るか"2対3"で振るか問題になるところがある。 この箇所は理論的には”3対2”なのだけど、ラトル は”2対3”で指揮してたので質問すると、オリジナルのダンスの振り付けが"2対3"だからだと教えてくれてそれで彼が踊りはじめてくれたわけだ。 後日、オリジナルのバレエを見ることができたけどまさに"ラトル"の見せてくれた通りだった。 別れ際にラトルが前半は何を振るか聞いたので シューマン の4番ですと答えると 「フルトヴェングラーを聴くといいよ」 という答えがかえってきた。 これが凄い演奏だけど、強烈な個性のあるもので、このとき若かかった僕は影響を受けすぎて自分を見失ってしまったのが懐かしい。 ちなみにプロになってから シューマン の4番はまだ指揮していない。 藤岡 幸夫
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2008/05/11 「Sachioの独り言」 昨日は久しぶりに高校時代からの親友達家族がみんな集まって飲んだ。学生気分で明け方の4時まで飲んで騒いだ。 昼に起きてジムで汗をかいてアルコールをぬく。 みんなと騒いだあとは気分が一新して気合いが入る。 藤岡 幸夫 |
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2008/05/09 「Sachioの独り言」 今月に入って20日までは今年一番の充電期間。相変わらず毎日仕事部屋にこもってる。 朝から夕方までスコアを読んで夜は室内楽を聴いたり勉強したり。 昨日は久しぶりに聴いた リパッティ の弾く ショパンのピアノソナタ3番 に胸をしめつけられた。
今日はシューベルトの c moll (ハ短調)のピアノソナタのスコアを読んでて心が震える。 シューベルトの才能ってもしかしたら (言い方が悪いかもしれないが) ベートーヴェンに勝ってたのかも と思うときがある。 PS 今朝、実家にある仕事部屋に自転車で向かう途中、思い切り転んだ。 かなり痛かった。転んで擦り剥くなんて何年ぶりだろ。 藤岡 幸夫 |
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2008/05/07 みなさんこんばんは。 僕はゴールデンウィークに東京でまるまるオフなのはデビュー以来初めてでゆっくり勉強できたし 可愛い甥っ子やめいっこ達も遊びに来てくれてすごく楽しかった。 ところで僕は東京では仕事部屋のある実家の近くのマンションに住んでる。仕事部屋には毎朝歩いて通ってるが、急いでるときは車か、6年前からカミさんが使ってるボロいママチャリを使ってる。 このゴールデンウィークで前から欲しかったスポーツタイプの自転車を買ってしまった。
勉強の合間に息抜きで近所を乗り回してる。ジムに行くのも便利だ。 小学生の頃、流行りのサイクリング車が欲しくてしょうがなかったけど買ってもらえなかったのですごく嬉しい。自転車のスピードって季節の香りを楽しむのに最高だね。 それではまた! PS タイガースはもちろんライオンズも強くて最高!今日は夕方までに勉強を終わらせて、早寝を返上して夜はリビングの端と端にある2台のテレビで同時にタイガースとライオンズの試合を観戦!独りで熱くなってた。 (こんなことするの初めて) 両チームとも緊迫したゲームに勝利!しびれた〜。 藤岡 幸夫 |
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2008/05/02 今日は久しぶりの東京でのオフ。 昼飯を食べてから昨日オープンしたばかりの近所のジムでひと泳ぎしてから散歩。 大好きな 神保町 (世界で1番大きいと言われる古本屋街) へ歩いて行く。 地下鉄で5駅くらいの距離だけど、後楽園を抜け、中学の頃しょっちゅう行った懐かしい剣道具屋さんを通り過ぎて楽しかった。 神保町では絶版になった音楽書や全集ものの楽譜を探したり、青春時代に読んだ古い雑誌を漁る。 神保町を楽しんだ後は お茶の水 へ歩く。 こちらはたくさんの楽器屋さんや中古レコードや中古オーディオやさんがある。 眺めるだけで楽しい。 雨が降ってきたのでめったに入らない ロッテリア で雨宿り。 コーラのストローを口にしながら 神保町 で買ってきた79年の雑誌 「ポパイ」 のページを開く。
懐かしいカセットテープやFMチューナーの広告を読みながら、高校の帰りに学生服でハンバーガーをほおばりながら心を踊らせて 「ポパイ」 を読んでたあの頃に一瞬タイムスリップ ・・・。 あの頃の自分を思い出して気持ちをリフレッシュ。 ゴールデンウィークは仕事部屋にこもりながら、息抜きに近所の 根津神社 のツツジ祭りや 六義園 (毎年ファンの方がフリーパスをプレゼントしてくださる) を散歩するのが楽しみだ。 それでは皆さん素敵なゴールデンウィークをお過ごしくださいね。 藤岡 幸夫 |
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